固定金利型があっている人、変動金利型があっている人

今後の金利の動向をどう読むかも
選択の基準の大きなひとつです。

金利が続いている現在のような状況下では、
あと何年このような状況が続くか、
がポイントになるでしょう。

将来的に金利が上昇したとしても、
その時点で残高が少なければ
大きなリスクはありません。

しかし、金利の正しい動向は誰にもわかりません。

自分なりの判断に自信を持てない、
責任を持てないという場合には、
もう一つの選択の基準と言える、
その商品が自分に合っているかどうかという
視点から考えてみるのも良いと思います。


●変動金利型が合っている人
・共働きである、収入に比して借入額が少ない、
 10年以内などの短期間で返済が可能であるなど
 返済に余裕のある人
・変動金利型の仕組みを聞いて理解できる人
金利が変動するというリスクを理論でも感覚でわかっている人
・世の中の情勢をウオッチしていることが苦ではない人

●固定金利型が合っている人
・収入に対して借入金が少なめではなく、
 返済額がアップすると家計が厳しくなるだろうと予想される人
金利が変動し、返済額がアップすることに怖れを感じる人
・リスクを取ることが感覚でわからない人
・住宅ローンでリスクを取るよりも、
 運用で積極的にリスクを取りたいと考えている人
・借入後は住宅ローンの金利のことはあまり考えず、
 生活を安心して楽しみたい人

あなたは、どちらの傾向が強いでしょうか?

住宅ローンも金融商品です。

経済的な側面からの適正もありますが、
預貯金を選ぶのか、リスクある運用商品を選ぶのと同様に、
メンタル面での適正も影響が大きいと考えられます。

なぜなら、「リスクは取る」と覚悟した人であれば、
たとえ金利が上昇して返済額がアップしたとしても、
収入を増やす方法を考えるなど
前向きに対処する力も強いからです。