将来の中古市場では認定長期優良住宅が有利?

いろいろと費用のかかる長期優良住宅ですが、
将来の中古住宅市場では
その優位性が際立つこともありそうです。

長期優良住宅制度の目的のひとつが
中古住宅市場での流通性を高めることであり、
今後は長期優良住宅が中古として
売り出されたときに対する優遇制度が
創設される可能性は十分に考えられます。

優遇制度がなかったとしても、
認定長期優良住宅が一般的な存在となれば、
それ以外の住宅が売りづらくなることもあるでしょう。

もし仮に、まったく「同じ条件」「同じ性能」の
2つの中古住宅があり、一方が長期優良住宅の認定を受け、
もう一方が受けていないとすれば、
売買価格で数十万円、あるいは売却のタイミングを逃すことで
百万円を超えるような差が出ることもあり得ます。

住宅性能そのものに違いがあれば、
売買価格の差はさらに大きなものとなるはずです。

取得費用の問題と同時に、将来の売却時などにおける
資産価値も視野に入れながら考えることも必要となってきます。