カーテンの工夫で冬も省エネ
●カーテンで空気層をつくって暖かく
暖かく過ごすには、窓周りに空気の層を
なるべく多く作ることがポイントです。
カーテンはレースだけでなく、
少なくとも厚手のドレープ地とレース地を
2重に掛けると、ガラス面とレース、
レースとドレープの間に空気の層ができ、
断熱効果が高まります。
更に、上下昇降タイプのロールスクリーンなども
組み合わせて3重にすると尚よし。
ドレープに裏地を付けるのもお勧めです。
●カーテンはゆったりプリーツで暖かく
ドレープ生地は、しっかりと織られた
目の詰まったものが、空気を逃さないため
断熱効果が高くなります。
カーテンのプリーツは、
たっぷりと取るとよいですね。
市販されている安価な既成カーテンは、
窓巾に対して1.2倍〜1.5倍程度の生地を
使っていますが、できれば、
2倍〜2.5倍の生地を使って
プリーツを取ると空気層も厚くなり
断熱効果も高まります。
プリーツもゆったりと深くなることで、
カーテンもより美しく見え、
高級感も感じられて一石二鳥です。
●カーテンは床まで下げて暖かく
冷気の侵入を防ぐには、カーテンの掛け方も
チェックしてみましょう。
リビングのソファでくつろいでいるときや、
ベッドで寝ているときに、
「足元や肩先が寒いなぁ」と感じるのは、
窓面で冷えた冷気が床面へと下がっていく現象で、
コールドドラフト現象と呼ばれています。
このコールドドラフト現象を解消するには、
カーテンを窓よりも大きく吊るのが効果的です。
特に、カーテンを窓の枠下までではなく、
床まで吊ってみましょう。
こうすることで冷気が体に直接あたることがなくなり、
「スースー」とした感じはなくなりますよ。
また、天井から床まで視線が途切れることがないので、
天井も高く見える効果も期待できます。お試しを。