リフォーム工事の3大トラブル-1 業者の吟味、完了検査、第三者監理で不具合を防止する

専門家への相談トップ3の第1位は、
工事に 「不具合が生じている」 というもの。

雨漏り、外壁のヒビ割れ、内壁の汚れ、
床鳴りや変形、建具の作動不良などが
あげられています。

トラブルの原因としては、
業者側の熟練不足や管理不足による施工不良、
完了検査の未実施、無理なコストダウンによる
工事品質の低下などが考えられます。

リフォーム工事には、腐食部の補修や
古い部分と新しい部分の取り合いなどがあり、
熟練した技術が求められます。

不具合を未然に防ぐには、
業者選びの段階での吟味が大切です。

訪問販売ですぐその場で決めてしまったり、
チラシを見ただけで依頼してしまえば、
その業者が熟練した技術を持っているか、
良心的な工事をしてくれるかまではわかりません。

完了検査を必ず実施することも大切です。

住みながらのリフォームの場合は、
養生を剥がずたびに担当者と一緒に
仕上がりの確認をしていきましょう。

また無理なコストダウンが
品質低下を引き起こしているケースもあります。

見えないところで手を抜いて
費用を安く浮かせた工事は、
一見同じような仕上がりでも、
数年後に不具合が出てくることもあります。

大規模なリフォーム工事や増改築工事なら、
三者監理を依頼する方法もあります。

リフォーム業者と利害関係の無い
設計事務所などの専門家に
工事監理を依頼する方法です。

中立な立場でチェックをしてくれますので、
工事品質の向上やトラブルの防止が期待できます。