金融機関によってかなり違う!事務手数料や保証料

借り換える金融機関によって異なる費用には、
主に事務手数料と保証料があります。


■事務手数料

借入金額に関係なく、3〜10万円程度の
定額型を採用している金融機関が多いです。

一部の金融機関では、一定の率を
借入金額にかけた金額とする定率型を
採用していて、例えば手数料率2.1%で、
3,000万円を借り入れると63万円かかります。

金利を低くする代わりに事務手数料を定率型とし、
定額型との選択としている金融機関もあります。


■保証料

銀行では、保証会社の保証を受けることが
融資の要件となっているのが一般的で、
その費用としてかかります。

一括支払方式(外枠方式)と
金利上乗せ方式(内枠方式)があります。

一括支払方式で借入時にまとめて支払う金額は
借入金額と返済期間で決まり、借入金額3,000万円、
返済期間30年では約57万円程度かかるのが一般的です。

金利上乗せ方式(内枠方式)では、
住宅ローンの金利に0.2%を上乗せして
毎月の返済金額に含めて支払うのが一般的です。

保証料は、一部金融機関の住宅ローン商品や
固定金利型の住宅ローンの代表格である
フラット35では無料となっています。

借り換え前の住宅ローンで一括支払方式により
保証料を支払っていた場合は
保証料が戻ってくることが多いので、
その金額を金融機関に確認し、
実質費用から差し引いて考えることもできます。

他にも借り換え前の住宅ローンの
一括繰上返済手数料などが5,000〜5万円程度
かかることもあります。

固定金利選択型の住宅ローンを借りていた場合、
固定金利期間中に借り換えをすると
一括繰上返済手数料が数万円かかるのが一般的です。

住宅ローン借り換えの費用を合計すると、
例えば3,000万円を返済期間30年で借り換えた場合、
83万円程度になります。

高額に感じてしまいますが、
大部分を占めているのは保証料のため、
金融機関や商品の選択によっては
金額を抑えることも可能です。