手続きにかかる税金と報酬は必要

住宅ローンの借り換えを検討したことが
なかったという人にその理由を聞くと、
「借り換えには高額な費用がかかるのでは……」と
思っていることが多いようです。

費用がかかるのは事実ですが、
その金額は金融機関や
商品の選び方によって
かなり抑えることができるのは
案外知られていないようです。

借り換えにかかる費用は、
借り換える金融機関によって差のない費用と、
借り換える金融機関によって異なる費用の
2つに分けることができます。

金融機関によって差のない費用は、
主に税金と司法書士の報酬です。


■登録免許税

借り換え住宅ローンの抵当権を
設定するためにかかる費用。

金額は借り入れる金額の0.4%で、
例えば3,000万円を借り換えたときは
12万円となります。

また、借り換え前の住宅ローン抵当権抹消には、
不動産1個につき1,000円がかかります。

土地と建物、それぞれに抵当権が
設定されていれば 2,000円となります。


司法書士報酬など

抵当権の設定と抹消手続きに関して
司法書士へ支払う報酬です。

借入金額や抹消する抵当権の設定数によって異なり、
記載事項証明書などの実費も含めて
7〜10万円程度が目安です。

司法書士によっても多少金額は異なります。


印紙税

お金を借り入れる契約書(金銭消費貸借契約書)に
貼り付ける印紙代として、借入金額に応じた
費用がかかります。

借入金額1000万円超5000万円以下は印紙税が2万円、
5000万円超1億円以下は6万円となります。