「マイホーム取得」勘違いランキング 第5位"住宅購入時の火災保険、銀行で入らないといけない"

マイホーム購入時、たいていの人が
住宅ローンの手続きと一緒に
手続きをするのが建物の火災保険。 

たくさんの書類に流れ作業のように
署名捺印をするため
「よくわからないまま」「勧められるまま」に
手続きをしてしまった、という人も。

ただ、住宅ローンを組む時の火災保険は、
ローンの取り扱いをしている金融機関や
不動産屋さんで契約をしなくても
いいことを知っていますか?

住宅資金を融資するにあたり、
火災保険の契約をその条件とすることは、
保険業法により禁止されている
「抱き合わせ販売」にあたるため、
認められていません。

火災保険の内容はもちろん、
保険期間についてもおおむね
自分の都合で選んでよいのです。

いろいろな方法で見積もりを取り、
充分に商品説明を受けてから
納得できる先で契約することが大切ですね。

契約時に火災保険金額を
正しく設定することもとても大切。

保険会社や代理店に現在の建物の
価値についての「評価」を受け、
それに基づき正しい保険金額を設定します。

なお、マンションの購入価格には、
土地代、建築費のほか、業者の利益が
2割乗るといわれますが、
火災保険金額として設定できるのは
専有部分の建築費の部分だけ。

つまりマンションは分譲価格よりも、
火災保険金額が大幅に安くなるのが
普通、ということです。