「マイホーム取得」勘違いランキング 第2位"頭金がなくても大丈夫"

マイホームを購入するときは、

住宅ローンを利用するケースがほとんどでしょう。


ただ、ローンを利用する場合でも、

ある程度の自己資金は必要です。


昨今では物件価格の100%の融資をする

金融機関もありますが、

「借りられること」と「返せる」ことは別。


借りること自体はできるかもしれませんが、

借り入れる額が多ければ多いほど、

返済額や返済期間が増え、

他のライフプランにも影響が及びます。


マイホームを入手するだけがライフプランではありませんし、

長い期間続く支出だからこそ、無理は禁物なのです。


マイホームは私たちの「暮らしの基盤」。


何より安全性を優先したいところです。


「借りられるだけ借りる」といったスタンスで臨むのではなく、

「無理せず返済が続けられること」を重視し、

最低でも物件価格の2割の頭金を貯めて臨みましょう。


合わせて、不動産購入時の初期コスト分、

すなわち登録免許税や不動産取得税といった

取得コスト、住宅ローンを借り入れる際にかかる

融資手数料、ローン保証料、団体信用生命保険料、

火災保険料などを物件価格の

1割程度見込んでおきましょう。

さらに、マイホーム購入後の不測の事態にも、
ある程度対応できる貯蓄は残しておかなければ危険です。

給与減やボーナスカット、急な入院や冠婚葬祭などで、
待ったなしの出費が発生する可能性もあります。

子どもの教育費貯蓄のほか、少なくとも
200万円程度は手元に残るようにしておきましょう。

このように、住宅購入に際しては、
頭金は物件価格の2割、購入時の諸費用1割、
少なくとも合計3割を自己資金として準備し、
さらに購入後にも200万円程度のおカネが
手元に残るようにしておきましょう。