金融機関は年収で判断?
あなたの税込年収を以下の計算式に
あてはめて計算してください。
税込年収400万円以上の場合
〔税込年収〕×35%÷12÷3623×100=〔 〕
税込年収400万円未満の場合
〔税込年収〕×30%÷12÷3623×100=〔 〕
【例】600万円×35%÷12÷3623×100=4830万円
上記の計算で求められるのは、「フラット35」という
固定金利の住宅ローン商品を35年、元利均等返済、
2.48%で利用した場合の借入可能額の目安です。
この金額にあなたが準備できる頭金を加えた金額が、
あなたの購入予算の目安のひとつです。
あなたはいくらになりましたか。
上記の計算式にある30%や35%という数字は、
年収に占める住宅ローンの年間返済額の
割合(年収負担率)です。
【例】の年収600万円の方が4830万円を借りると、
年間返済額は年収の35%になる、という意味です。
別の言い方をすれば、年収600万円の方は、
毎月17.5万円(=600万円×35%÷12ヶ月)の
返済が可能であろう、という考えを基に
「借りられる額」を試算しているのです。
600万円の年収の方は誰もが17.5万円を
無理なく返済できるでしょうか。
あなたの数字で試算した毎月返済可能額は、
家計から無理なく返済できそうでしょうか。
この点をクリアすることが、家計破綻のない
購入予算の第一ステップです。
一般的に、家計に優しい年収負担率は
20〜25%といわれています。
年収600万円の方の場合25%で12.5万円、
先の試算とは5万円もの差です。
家計収支を把握しないまま「借りられる額」を借りてしまうと、
将来の貯蓄額にまで影響を与えかねず注意が必要です。