「借りられる額」と「返せる額」は違う
家計破綻のない返済プランを立てるには、
家計収支(収入−支出)の範囲で
余裕を持った毎月返済額を設定することがポイントです。
これは「返せる額」を基本にした
借入可能額の試算ですが、
その一方で気になるのは「借りられる額」。
「借りられる額」は家計の収支ではなく、
あなたの年収から試算するものです。
あなたは、シングル?DINKS?それともファミリー?
家族構成や生活スタイルが変わっても、
年収が同じであれば住宅ローンの
返済可能額も同じだといえるでしょうか。
収入が同じでも支出が異なれば、
家計収支に差が出て住宅ローン返済の
負担感も大きく異なります。
将来にわたって家計破綻のない返済プランは、
収入ではなく家計収支を基本に考えるのが鉄則。
ところが、あなたに住宅ローンを貸す金融機関は
あなたの収入をみて判断します。
だからこそ、「借りられる額」と「返せる額」の違いを認識し、
身の丈にあった予算計画を立てねばならないのです。