DINKSにお勧めなのは「都心型」

DINKSについていえば、郊外型より都心型がお勧めです。

働きながら、子育てするにしても、
子どもを持たずにキャリアを積んでいくにしても、
職住近接ですから、通勤に割く時間が少なくて済む分、
勉強したり、文化にふれるゆとりを持つことができます。

また、買いやすさの面では、価格水準が高い分、
理想的な広さを確保することは難しいと思いますが、
供給量も比較的多く選択肢も広がる分、
自分にあったマンションにめぐりあう確率が
高いといえるでしょう。

もちろん、新築だけではなく、
中古も視野にいれることをお勧めします。

また、一旦マンションを買ったものの、
転勤や家族構成の変化で、
住み替えが生じることもありますが、
中古流通量、成約件数とも
都心型のほうが活発な動きをします。

活発ということは、需要が多いということですから、
将来価値を維持するうえでも有利でしょう。

のちのちのことを考えても、
都心型が良いと考えます。

価格水準は高く、理想の広さを追求しようとすれば、
相当な価格になってしまいます。

広さは多少妥協しても近さ優先で選びましょう。

ゆくゆくは、子育てしたいという意向の強いDINKSで、
自然の豊かなところで伸び伸び育てるという
明確な教育方針があるのであれば、
郊外型が適しています。

郊外型マンションは子育てしやすい、という
コンセプトで開発されるものが多く、
共用施設もキッズスペースなどが設けられていて、
子供を中心にコミュニティも形成され、
子供が巣立つまでは充実した
家族の暮らしが得られるでしょう。

ただし、子育てに良い立地は、
はたして20数年後、夫婦ふたりにもどったときにも、
良い立地といえるでしょうか。郊外型を選ぶ際には、
この点を意識しておくことが大切です。