住んでいる人にはわからない家の「ニオイ」

誰かの家にお邪魔した時にまず最初に感じるものって、
その家の 「ニオイ」 ですよね。

この 「ニオイ」 は、住んでいる人には
わからないのですが、旅行から帰ってきた時などに、
「ああ、うちのニオイってこんなだったんだ……」 と
わかる時があります。

私も仕事柄たくさんのお宅にお邪魔していますが、
どこの家にも 「ニオイ」 はあります。

その 「ニオイ」 も家によって
強かったり弱かったり、
心地良いものだったり、そうでなかったり・・・

何とかしたい、気になる家の 「ニオイ」 ですが、
やっかいなのは、様々な生活臭が
混じり合ったものだというところ。

● 食品や調理の時に発生したニオイ
● 人間の体臭
● トイレのニオイ
● ペットの体臭や糞尿のニオイ
● ゴミのニオイ
● 煙草のニオイ
● カビのニオイ
● 靴や衣類のニオイ
● 家具の塗料や接着剤のニオイ etc...

それらが入り混じり、やがて壁や柱に
「ニオイ」 が染み付いて、
いくら消臭剤を置いてもにおうような
状態になっていることもあります。

実は、家の 「ニオイ」 の強弱は、
家の作りと大いに関係しています。

そして、リフォームの際のちょっとした工夫で、
「ニオイ」 は大きく変わります。

「ニオイ」 を辞書で調べてみると、
よいにおいを「匂」悪いにおいを「臭」と書く(岩波国語辞典)

いくら素敵な家にリフォームしても、
家の 「ニオイ」 が強くて 「臭い」 になってしまっていては
台無しですよね。