シックハウス症候群対策

シックハウス症候群という名称は、私が幼少の頃は
あまり耳にしたことがありませんでした。

以前から存在はしていたのですが、
世間一般に知られるようになったのは
1990年代に入ってからだと思います。

なぜ、90年代なのか。理由のひとつに、
その頃から始まった住宅の高気密化が挙げられます。

気密が高ければ、夏の熱気や冬の寒気が入りにくく
快適な室温を保ちやすい半面、
家の中の空気もなかなか外に出ていかないことを意味します。

その結果、必要十分な量の換気をできない家が増え、
空気中に放散された有害な化学物質が排気されず、
シックハウス症候群を発症する人が増えたと考えられるのです。

以上のことから、シックハウス症候群の対策は
主に、次の2つに分けることができます。

1)有害物質の放散が少ない建材や家具を使用すること

2)しっかり換気をして、発散する揮発性化学物質を排除すること