”元凶”はツーンとする臭い
「シックハウス症候群」。
言葉としてお聞きになったことがあったとしても、
具体的にはどんな病気なのか、
ご存じの方はそれほど多くないのではないでしょうか。
まずは、その解説から始めていきましょう。
家具や建築建材には、少なからず防腐剤や
接着剤、塗料が使われています。
また、家を新築する時やリフォームの際には、
シロアリなどから建材を守るために
防虫剤を使用しています。
問題は、これらの建材に含まれている
ホルムアルデヒドやトルエン、キシレンといった
名称の化学物質なのです。
皆さんは、買ったばかりの新しい家具の扉を開けた時、
ツーンとした臭いを嗅いだ経験を
お持ちではないでしょうか?
あるいは、新築直後、リフォームしたての住まいに
足を踏み入れた時に、同様の臭いに
気がついた方がいるかもしれません。
そう、あの鼻をつく臭いのもとが
ホルムアルデヒドやトルエン、キシレンであり、
これらが、シックハウス症候群の
“元凶”となっているのです。