変動金利型への借換えが大幅に増加

平成19年からの推移を見てみると、
固定金利選択型に変える人は激減。

全期間固定金利型を選ぶ人は一度増えたものの、
少しずつ減ってきています。

大きく増えたのが変動金利型です。
なぜ変動金利型が増えているのでしょう?

理由の上位5つは、

金利が低くなるから
・返済額が少なくなるから
・適用金利が上昇し、返済額が増加するから
金利優遇の優遇幅拡大や
 返済終了までの通期適用が受けられるから
・今後の金利上昇や毎月の返済額増加が不安になったから

となっています。

今まで固定金利型や固定期間選択型を借入れしていた人なら、
ほとんどが変動金利型に変えれば金利が低くなり、
返済額が少なくなるでしょう。

3年固定や10年固定などで
当初期間の引下げ幅が大きいタイプを選んでいた人は、
当初の固定期間が切れると引下げ幅が小さくなるため
適用金利が上がります。

これも借換えを考えるタイミングとしては
よく見られる傾向です。

上位4つの理由は、現在では変動金利型に変えることによって、
その目的を果たしやすくなるので、
変動金利型が増えてきている理由と考えられます。

ただし、5つ目の理由も見逃せません。

減少してきているとは言え、この場合には、
固定金利選択型で固定期間が長いものや
全期間固定に借換えをしていると思われます。

借換えは必ずしも金利を下げるばかりが
目的ではないことも覚えておきましょう。