物件紹介・現地見学/一件あたり15〜30分、1ヶ月で10〜15件が目安

物件を探し始めて購入を決めるまでの期間は、
人によって千差万別です。

飛び込みで入ってみたオープンルームを
一目で気に入って即決してしまう人もいれば、
1年も2年もかけて何十件も見学する人もいます。

ただ、経験的にいえば、あまりたくさん見すぎると
目移りして決められなくなってしまう
ケースが多いようです。

ライフサイクルの面から購入のタイミングを迎え、
家族の気持ちが盛り上がっているなら、
1ヵ月程度を目安に考えておくといいでしょう。

最初に不動産仲介会社に接触するときは、
土日に家族で訪問することが多いですね。

そこで、物件の希望条件やスケジュールの確認、
資金計画のアドバイスを受けます。

いったん物件資料などを持ち帰り、
家族で改めて話し合うのが普通でしょう。

翌週になると、週末に売却依頼を受けた
最新の物件情報が、不動産仲介会社から
FAXやメールで送られてきますから、
その情報を含めて見学したい物件を
3〜4件に絞って連絡します。

1日に複数の物件をスムーズに回れるように、
現地見学の段取りは営業担当者が付けてくれます。

空室ならいつでも見学できますが、
売主が居住している場合は事前に
アポイントを取る必要があるからです。

たとえば4件なら、午前と午後に2件ずつ。

移動時間も考えて、1件当たりの見学時間は
15分から30分程度を目安に
セッティングしてくれるでしょう。

効率的に見学できるように、

物件資料の検討段階に

どこをチェックするかを準備。


また、後で比較検討するときに

忘れないよう、ポイントをメモしておこう

見学の当日は、離れた場所の物件を
何ヵ所か回るため、クルマでの移動が一般的。

交通利便性や、商店・学校・公園などの生活に
関連する施設は、ある程度まで営業担当者が
事前に調べて、案内をしながら教えてくれるはずです。

現地では物件を中心に見るため、
周辺環境や駅からのアクセスなどを歩いて
じっくり調べている時間はありません。

最終候補として2〜3件まで絞り込んでから、
改めて自分たちで調べる形になるでしょう。

営業担当者には、見学した物件の感想を
伝えることが大切です。

紹介した物件が良かったのか悪かったのか、
どこが気に入ったのかマイナス点はなかったのか、
その反応に合わせて、さらに物件を探してくれるので、
より希望条件に合った物件に近づきやすくなるからです。

こうした現地見学を毎週末、数回繰り返して
チェックした物件の中から、最終的に
購入したいと思える物件を決めるという
ケースが多いのではないでしょうか。