フラット35Sの1%金利引下げ終了へ
住宅取得を後押しする制度のひとつである
「フラット35Sの1%金利引下げ措置」が、
予定より3ヵ月前倒され、
9月末で終了することになりました。
今回、予定を前倒しすることになったのは、
「当初の想定を大きく上まわる申し込みがあり、
募集金額に達する状況になったため」だとか。
報道を聞いて慌てた人もいることでしょう。
申し込みとは「受け付けてもらうこと」
住宅金融支援機構のホームページを見ると、
金利引下げ措置については、
「平成23年9月30日までのお申し込み分について適用」
と書いてあります。
これを受けて、「9月中には申し込むようにしましょう」
といったアドバイスがあちらこちらでされているようです。
ここで問題になるのは、何をもって
「申し込み」とするのかということ。
これは、一方的に申し込むことをさしません。
一般には、金融機関に申し込みを行って、
それを「受け付けてもらうこと」をいいます。
つまり、「受け付けてもらうこと」が肝心なのです。
後のトラブルを防ぐためにも、金融機関との間で、
認識にズレが生じないようにしておくようにしましょう。
また、ローンの手続きを不動産業者などに任せている場合、
業者に申込書類を提出したからと安心するのはNG。
申込書類を金融機関に受け付けてもらったかどうかを
確認するくらいの慎重さが欲しいところです。
10月以降は0.3%引き下げに
1%の引き下げは、9月末で終了です。
10月以降の申し込み分については、
当初10年間の金利引下げ幅が0.3%になります。
適用は平成24年3月31日申し込みまで。
但し、こちらについても、募集金額に達する
見込みとなった場合は、受付を終了するといいます。
「タッチの差で間に合わないかもしれない!」という人は、
間に合えばラッキーです。頑張ってみましょう。
但し、「何となく残念」という人は焦らないで。
マイホーム取得を急ぐのはお勧めしません。