相続税対策の手順

1.現状把握 相続税の概算をつかむ

相続財産がどのくらいなのかをざっくりと現状把握をします。

何千万円単位の把握でも結構です。


将来の相続の時期は誰にも分かりませんし、

そのときの財産状況や法律・評価方法もわかりませんので、

細かく評価する必要はありません。


ざっくりと把握します。
2.相続税対策を列挙
相続税対策には次の3つがあります。

自分の心配や願いがどれに当たるのだろう?
と考えるといいと思います。

(1)節税対策  
(2)もめない(遺産分割)対策 
(3)納税資金対策 

相続税対策というと、まず「節税」を
思い浮かべる人も多いと思います。

確かに、それも大切ですが、「もめない対策」や
「納税対策」も同じくらい大切です。

せっかく節税をしても、遺産分割でもめて
最終的に均分相続(法定相続分で相続)になってしまえば、
家業や家を維持していくことが
できなくなってしまうこともあります。

また、納税のために土地を売却しなければならないのに、
節税のために有効活用(建物建築)をやり過ぎて
更地がなくなってしまい、納税に困ってしまうこともあります。

3.対策の実行と効果の確認
上記対策から必要なものやできるものを実行し、
効果を確認します。

必要なら相続税に強い税理士に相談をしましょう。