備蓄倉庫や仮設トイレを用意するケースも
建物が被災を免れても、停電により
断水が生じるケースもあります。
多くのマンションは受水槽に貯めた水を
ポンプで各戸に給水しており、停電すると
ポンプが動かなくなるためです。
屋上の受水槽に水を貯める給水方式では、
水が貯まっていれば電気がなくても給水が可能ですが、
最近のマンションでは採用されているケースは少ないようです。
このように特に高層のマンションでは
停電による生活への影響は決して小さくはありません。
ただ、建物が損傷していなければ電力の供給回復により
停電も解消するはずです。
数日間程度の水や食料の備蓄があれば、
当座の不便さを乗り切ることは可能でしょう。
最近では共用スペースに備蓄倉庫を設置したり、
災害時用に仮設トイレやかまどとして使えるベンチなどを
用意しているマンション見かけるようになりました。
今後のマンション選びでは、災害への備えも
大きなポイントになりそうです。