どの部屋から導入すべきか?

■玄関外
LEDの特長を生かしやすい場所ですが、
既存の器具でLED電球は使用不可、
専用器具での対応が必要です。
長時間使っても省エネ、直ぐに点灯する、
虫が寄り付き難いなど、
LEDの特長が生かせる場所でしょう。
既存の器具でLED電球への交換はできませんが、
LED照明器具であれば導入できますので、
器具から購入する際は積極的に検討してみてください。

■玄関・廊下・階段
LEDの特性を生かせる空間なので、
積極的な取り換えがおすすめです。
LEDは点滅に強く、しかも省電力なので、
頻繁に点滅したり、常夜灯として長時間点灯する空間である、
玄関・廊下・階段には非常に向いています。
LED専用のダウンライトやブラケットも
種類が豊富になっていますので、導入しやすい空間です。
既存の器具でもLED電球に交換可能であれば、
積極的に取り入れることをおすすめします。

■トイレ・洗面所
LEDの特性を生かせる空間なので、
試しに導入するには最適な場所です。
こちらも点滅が頻繁な空間なので、LEDがおすすめです。
また、初めにトライアルしてみる空間としても適しています。
空間全体の照度が欲しい場合は、
光が拡散するか確認が必要でしょう。
また、顔色や健康状態を見るところでもあるので、
光の色味にも注意して下さい。

■浴室
浴室専用のLED器具はまだあまりないので、
LED電球への交換で対応をしましょう。
浴室専用の器具はまだあまり製品が発売されていません。
LEDで計画したい場合は、既存の器具を利用し、
密閉型対応LED電球へ交換するのが現実的です。
浴室の場合、ブラケット(壁付け灯)が多いので、
光の出方に注意が必要です。

■キッチン
棚下灯など直下の照度をとる器具から
取り入れるのがおすすめです。
棚下灯のように直下照度をとるための場所には向いています。
全体の明るさを取るには、LEDダウンライトなどが有効です。
また、LEDのペースライトなどもありますが、
まだ製品も少なく価格的にも高額です。
天井直付け灯で全体照明を計画するなら、
蛍光灯器具でもよいでしょう。

■リビング
全部をLEDにするのではなく、
部分的に取り入れていくのがおすすめです。
長い時間照明を点けているので、省エネという意味で
LEDを導入したいと考える人が多いかもしれませんが、
高効率の蛍光灯器具と比較し、
格段に省エネになっている訳ではありません。
ただし、全体の明るさをとるだけでなく、
シーンに応じて様々な表情を楽しむ一室多灯の計画なら、
ダウンライトや、ブラケット (壁付け灯)、スポットライトなど、
導入しやすい器具から上手にLEDを取り入れると良いでしょう。

■ダイニング
テーブル面を照らすペンダント照明などで
取り入れるのがおすすめです。
テーブルの上に吊るす、ペンダントタイプの器具は充実してきました。
LEDは小型の器具が作り易いので、複数吊るしてデザイン的に
楽しむことができるのが魅力でしょう。
しかし、LEDのペンダントはテーブル面のみ照らす器具が多いので、
ダウンライトなどで部屋全体の明るさを確保することも
忘れずに計画しましょう。