LED電球、使える?or使えない?

■口金のサイズ →要確認
LED電球に限ったことではありませんが、
電球の差し込み部分「口金」にはサイズがあります。
古くから使われているのが【E26】で一般電球と呼ばれ、
これより小さなサイズが【E17】で、小型電球と呼ばれます。
交換する口金がどちらのサイズなのかしっかり確認しましょう。

■電球自体の大きさ →要確認
口金付近の大きさなど、電球自体の大きさも
微妙に異なるLED電球は、白熱電球や電球型蛍光電球と比べて、
口金付近がやや大きくなっています。
そのため、いざ取りつけようとしたら電球が入らない!と
いうこともあります。
セードが小ぶりな場合や口金付近が狭くなっている
器具に取り付ける場合は、十分確認して下さい。

■密閉型器具 →対応型のみOK
電球がセードに覆われている「密閉型」器具の場合、
必ず「密閉型対応」の電球を選びましょう。
非対応の電球を使用すると、LED電球の寿命が
短くなったり点灯しないなど、不具合がでる可能性があります。

■調光器付き →対応型のみOK
こちらも「調光器対応」の電球を選ぶ必要があります。
しかし、白熱電球用の調光器のみで、
リモコン式など電子式の調光器では使用できなかったり、
複数の電球をひとつの調光器で操作する場合、
個々の電球の明るさが異なる場合もあるなど、
全ての調光器で快適に使用できる状況ではありません。
事前に十分な検証をおすすめします。

■屋外器具 →NG
現状、使用できるLED電球はありません。
理由は、雨・水滴・結露による絶縁不良や、
直射日光により内部が高温になる、
カミナリ等による高電圧の発生など、
電球が故障する要因が様々あるためとのことです。

■断熱施工 →NG
ランプに内蔵されている電子回路の温度が高くなり
短寿命となるため、現状、断熱施工の器具には
使用できるLED電球はありません。
特に、戸建て住宅のダウンライトには、
断熱施工タイプが多く使われているので注意が必要です。
器具に「SG」「SB」「SGI」などのマークがあるものは
断熱施工器具なのでLED電球は使用できません。

以上のように、LED電球はまだ発展途上であるため、
物理的な制約がいろいろありますが、
技術の進化は早いので、このような条件もクリアされ
より使い易くなっていくことでしょう。

また、LEDの普及は既存の電球を置きかえるだけでなく、
LEDで設計された照明器具による普及も期待されています。