可変性を考えたプランにする
新築時によく考えたとしても、
暮らしていると間取りが
生活に合わなくなってくることがあります。
さらに、高齢になってわずかな段差が気になったり、
手すりがほしくなることもあるでしょう。
また、システムキッチンや給湯器などの設備機器は、
住宅そのものよりも耐久性が短いので、
ある程度のタイミングで交換していかなければなりません。
給水管のような壁の中に組み込まれている機器類も
容易に交換できる仕組みがあると安心です。
こうした家族や生活の変化は
意外に早く訪れるものです。
近ごろは、移動できる収納家具もありますし、
できるだけ壁を設けずに大きな空間をつくり出せる
工法を開発している住宅メーカーもあります。
逆に、簡単な工事で取り外せる
間仕切り壁にすることも可能です。
こういったことは後から手を加えようとすると
大掛かりになることが多いもの。
将来の変化を見越して住宅の設計に組み込んでおけば、
建築後に不便を感じることも少ないでしょう。