町並みや自然など周辺環境は気にならない?

「住まいにおいて重要とは思わない」ものについて、
以下の回答が上位に入っています。

第1位  親や親戚の住宅との距離     18.7%
第2位  まちなみ、景観           13.9%
第3位  子育て支援サービスの状況   11.6%
第4位  住宅の広さや間取り         9.1%
第5位  緑・水辺など自然とのふれあい  7.5%

この調査は先般の東北大震災の
ずっと以前のものですから、
「親や親戚との距離(27位・0.6%)」は
重視されていません。

しかし、もしかしたら、今後の調査結果では
重要と思う項目の上位に上がってくる可能性があるでしょう。

また、意外なところでは、「まちなみ、景観」や
「緑・水辺など自然とのふれあい」が
上位になっているということ。

住まいの安全性には関心が高いのに、
街並みや周辺環境には
あまり関心がないということでしょうか。

ちょっと矛盾する気もしますね。

性能の高い家を建てることによって

わが家に満足している人が

これからも増えることを望みます

また、「住宅の広さや間取り」については、
重要と思う設問でも第5位に入っているので、
関心のある世帯とない世帯に二極化しています。

東日本大震災を経験した人たちが
今後どのような回答をするのか、
次回の2013(平成25)年の調査結果では、
さらに変化が見られることでしょう。

住まいにおいて重要だと思う項目として
「災害に対する安全」が上位に
上がってくるのは間違いがないとしても、
もう少し住宅の基本性能についても
関心をもってもらいたいと思います。