リフォームを成功させる秘訣 その1

■秘訣1:リフォームの目的を明確にする。

何のためにリフォームをするのか、
という目的を明確にしましょう。

目的によってリフォームの
規模や注意点が大きく異ります。

ご参考までに、比較的多いリフォームの目的4つと、
その注意点をご紹介します。

【1】傷んできた部分を補修したい
古くなった、壊れた、汚れたなど、
傷んできた部分の補修が目的の場合、
早く補修したいと急いで考えてしまいがちですが、
その部分だけを補修すれば良いのか、
どの程度範囲を広げてリフォームすれば良いのか、
他の部分も併せてリフォームしたいのかなど、
計画をしっかり立ててから依頼しましょう。

依頼した後にあれもこれもと希望がふくらんでしまうと、
予算や納期が大幅に変わる可能性があるので注意が必要です。

また、傷みの原因の確認も大事です。

単純な老朽化の場合は仕方ありませんが、
特定の原因で壊れた場合は、
その原因を取り除くことが重要です。

【2】今後のために補強したい
古い家の場合が多いのですが、耐震補強や
断熱性アップなどの要望が多いようです。

この場合の注意点は、何が不安・不足なので
補強したいのかと、耐震診断などで
現状を的確に把握することが重要です。

また、国や自治体が推奨している内容の補強なら、
補助金が出るケースがあるので、
事前に調べておくと良いでしょう。

【3】暮らしや家族の変化に合わせたい
子ども部屋をつくりたい、二世帯用にしたい、
介護ができるようにしたいなど、
家族構成や暮らし方に変化が生じた時に多いケースです。

この場合、現状の問題点だけではなく、
その先はどういう暮らしをしたいのか、といった
将来を見据えて計画することが大切です。

そうしないと、この先数年は住みやすいものの、
それ以降は暮らしにくい家になってしまう
可能性があります。

また、建物の制約次第では、
希望が実現できないケースもあるので、
事前にきちんと調べておきましょう。

【4】もっと楽しく暮らしたい
快適性やデザイン性の向上、趣味の反映などは、
日々の暮らしを豊かにするうえでとても大切なことです。

まずは、どんな暮らしをしたいのかを明確にし、
それを実現してもらえる依頼先を探すことが重要です。

自分たちと好みや感性が合い、
考えている以上の提案をしてくれる依頼先なら、
リフォームの満足度はさらにアップするでしょう。